5/1 朝5:27 牡牛座で新月、日食です。
ノード上で起こる新月は日食ですが、
今回の日食は太陽月とノードのオーブが広く、部分日食になります。
普通の新月図は約一ヶ月というスパンについて考える指針となるものですが、
日食図の影響は約半年。
影響はより強く深く浸透します。
太陽と月は牡牛座10度、天王星と重なり12ハウスに在席。
天王星は7年かけて牡牛座という領域を塗り替えている最中。
このミッションを遂行中の天王星を日食が照らしています。
また、東京で出したチャートでは地平線にノード軸が重なります。
この二重の軸に対して9ハウスを支配する土星がベンディング。
さらに子午線に冥王星が乗っています。
2018年に牡牛座に入宮した天王星は、
約7年間かけて牡牛座という領域を進行中。
現在はその道の途上にあります。
天王星は、牡牛サインが象徴するもの…たとえば経済や個々の財産、食料問題、領土の問題、資源の問題、自己価値の問題等々を塗り替えている真っ最中です。
また、MCに重なる冥王星は、山羊座28度。
現在逆行中ですが、今年の10月には再び順行となり、
2023年に山羊座を抜け、水瓶座に入宮し、本当の意味での水瓶座時代がここからはじまります。
大きな節目です。
つまり、2022年というのは、
本格的に水瓶座時代に入る直前にあるということです。
新しい時代をどう生きるのか。
何を手放して、何を持ち越すのか。
そのような選別を一年かけて行うことになります。
これまで通りでいっか…というわけにはいかなくなるからです。
今回の日食は、見えない領域を照らしています。
普段は自覚できない無意識、潜在意識の領域にスポットを当てているということです。
たとえば、未解決の問題に再度直面せざるを得なくなったり、
忘れていたはずの事をふいに思い出して、手をつけずにはいられなくなる…等。
これらは「寝た子を起こす」ような行為と言えるでしょう。
この際、「心理的なむず痒さ」が生じるイメージが濃厚です。
人それぞれの「寝たはずの子」がある。
誰にも言わずに心の奥にしまっておいた本音。
秘密の欲求。
後悔を伴う思い出。
どうしても繰り返してしまう悪い癖。
すっかり諦めたかに思えた夢。
人目を気にして我慢していた願望…etc.
今回の日食から次の日食までの約半年間、
それぞれが「寝かせたはずだったんだけど、本当は寝ていなかった子」と対面し、コミュニケートし、昇華させるプロセスを辿るのではないかと思います。
「寝たはずの子」を抑圧するのではなく
折り合いをつけること。
そうすることで、今後の方向性はおのずと見えてきますし、
新しい時代に身軽に飛び込んで行くことが出来るでしょう。
自分に対する意識も、他者や環境との関わり方も変わるでしょう。
もちろん、日食の半年間だけに限ったことではありません。
二週間後に起こる月食、
そして秋に起こる日食、月食、
また来年に起こる日食月食…etc.
これらは単にパーツであるだけでなく、
パーツが連なって一連の流れになるものです。
今回の日食も大きなサイクルの一環です。
ですから、今回思うように寝た子と折り合いがつかなかったとしても問題ではありません。
その課題と向かいあうチャンスは何度もやって来ますから
無理をせずにタイミングを待つこともとても大切です。
それぞれのペースで良いのです。
2020年の土星冥王星のコンジャンクション、
同年年末のグレートコンジャンクション&グレートミューテーション。
2021年の土星天王星スクエア。
2022年の木星海王星コンジャンクション等々。
ここ数年にわたり時代に刻印するかのような
印象的な占星術的イベントが続いています。
そんな中、今回の日食もまた、私たちに深部からの変革を促しています。
それぞれにとっての新しい時代を創るために。
さて、日食図、ということで
マンデン的にも考えてみましょう。
秋にかけての約半年間で、
日本政府は方針を転換を検討するのかもしれません。
ロシアのウクライナ侵攻という衝撃的な出来事を経験し、
世界情勢はますます不穏になっていますが、
そのような背景が方針転換を後押しするのかもしれません。
たとえば、防衛の在り方の転換。
国を守るために結ぶ諸外国との新たな同盟関係等。
東京で出した日食図では
アンチバーテクスに小惑星エリスが重なります。
バーテクスとアンチバーテクスからなる軸は、
ホロスコープの中の重要な4本目の軸。
アングルと同じ位強力な作用を持ちます。
ここに争いの神エリスが重なる…ということで
この図には戦争や軍事関係的な匂いがぷんぷんしています。
核シェアリングという話も浮上しているようですが、
占星術で考えるなら、核は冥王星が象徴するもののひとつ。
MCという社会における日本の立ち位置に冥王星をのっけているということは、こうした話がさらに熱を帯びる可能性あり。
自衛のためとはいえ、
唯一の被爆国である日本が核武装をするとなれば
世界に衝撃が走ることは否めないでしょう。
このような流れは、表面的にはウクライナ情勢がきっかけになったかのように見えますが、
おそらくずっと昔から、秘密裏に計画され、準備されてきたものなのではないかと思います。
まるで陰謀論のようになってしまって恐縮ですが、
タイミングを待っていた一部の勢力があり、
彼等にとっては今まさに期が熟したときと言えるのかもしれません。
ただし、それで安泰かというとそんなことはなく
ますます状況は緊迫する恐れが大です。
日本の根本には平和憲法があります。
戦争をしない国であるという理念、秩序が、
自国の在り方、そして他国とどう関わるか…という間のバランスをとるための要になっています。
日食図を見る限りでは、この理念の力はとても強力です。
しっかりと理念を軸に持ちつつも、
柔軟に変わっていけるかどうかが鍵になるでしょう。
今や誰もが時代の変遷の目撃者。
今後、どんな風に状況が動くのか、
何が正解で何が間違いかはわかりませんが、
関心を持ち続けて行きましょう。
コロナは…と言いますと…
うーむ。
まだしばらくは用心です(汗。
日食図を見る限りだと、全然安心できないかと。
マスク必須。
それでは今回はこのへんで。
世の中ゴールデンウィークの真っ只中ですね。
感染対策しつつ、どうぞ楽しい時をお過ごしくださいね。
May your NewMoon+SolarEclipse in Taurus fill with peace and joy!
ナマステ☆
チャンドラケイ
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