本日5/11に木星が牡羊座入りしました。
牡羊座は12サインのトップバッター。
木星は12年かけて黄道を旅してきました。
また新しいサイクルがここから始まります。
木星は射手座の支配星。
理想や哲学を掲げて、向上しようというエネルギー。
もうここまで、という限界を設けずに
どこまでも高く飛ぼうという欲求の象徴です。
木星は社会天体です。
個人の実感を超えた要素を持ち込みます。
たとえば木星が象徴する「哲学」「思想」等は
形を持たず、目では見えず、触れることもできないものです。
しかし、抽象的でありながらも、これを持っているのと持っていないとでは活動の質はまるで異なるものになるでしょう。
さて、木星はここから牡羊座の領域を進んで行きます。
7月には逆行し、10月末には魚座に逆戻り。
その後再び順行し、12/20にふたたび牡羊座入り。
その後は順行でふたたび牡羊座を進み、
2023年5月に牡牛座にイングレスします。
約一年、木星は牡羊座領域を旅するわけですね。
春分点を通過した木星…勢いがあるな~!
冒険のエネルギーに満ちている。
リスクを恐れずいろいろチャレンジしてみたい時ですね。
これまでに手掛けたことが無いような
新しいテーマに関わるときには「自分に出来るだろうか」…と不安になることもあるでしょう。
そんなシチュエーションこそまさに牡羊座木星的。
こんなときは、ぜひ冒険を!
刺激的な行動がきっかけとなり
自分でも気づいていなかった眠れる可能性を引き出すことも出来るでしょう。
全てが上手くいくとは限りませんが
その挑戦、成功、あるいは失敗した体験は
かならずその後の人生の肥やしになってくれるはずです。
流れに身を任せるというのもひとつの生き方ですが、
牡羊座木星期では、より主体的に生きたいところです。
自分の意志で物事を判断し、選択を行うことを何よりも重視して下さい。
木星はここから約一年かけて
あらゆる人の出生図上の牡羊座領域を開拓して行きます。
トランジットの木星は、出生図の何ハウスにありますか?
木星はその領域を掘り起こし、
その領域のテーマを拡大し、
発展のための奮闘を促すことになるでしょう。
1ハウスの木星:アイデンティティの強化、明確化
2ハウスの木星:自己価値に関すること、才能を仕事に活かすこと
3ハウスの木星:学びやコミュニケーション
4ハウスの木星:ルーツを探り土台を確認、育むこと
5ハウスの木星:自己表現、楽しみの追求
6ハウスの木星:まわりとの協力関係、仕事、ケアすること
7ハウスの木星:他者との関わり方、パートナーシップに関すること
8ハウスの木星:癒し、心理、変容に関すること
9ハウスの木星:専門性や哲学の洗練、外国に関すること
10ハウスの木星:社会的な立ち位置、責任ある立場に関すること
11ハウスの木星:友人関係のネットワーク、集団との関わり方
12ハウスの木星:精神世界、無意識、霊性に関わること
木星は通過するハウスの領域に
さまざまなものを持ち込みます。
時にはいろんなことが起こり過ぎて、しっちゃかめっちゃかになるかもしれませんが、
それらに対応すべく奮闘していくにつれ、木星が通過するハウスの発達が進みます。
木星が牡羊座を通過する間に経験したさまざまな学びを通して
・自分が本当に何を望んでいるか。
・自分が大切にしたいものは何なのか。
・自分はどの方向に進みたいのか。
ということが、徐々に明らかになるのではないでしょうか。
ただし、「結果出す」とか「成果をあげる」とか
その後得られるであろう「報酬」を期待しすぎて動いてしまうと
かえって逆効果になりそうなので注意です。
下心を持ちながらも要領よく立ち回りすぎると、
せっかくの牡羊のフレッシュなエネルギーが濁りかねません。
勢いがにぶくなるといいますか。
山野草を豪華な花瓶に活けてもしっくりこないですよね。
せっかくの野の花の美しさが見えてこないといいますか。
木星が牡羊座入りした今日からはじまる約1年。
さまざまな選択が私たちを待っています。
何を選ぶのか迷ったときは、
何よりも自分らしい選択をすることを優先し、
木星意識をよりアクティベートして下さいね!
目の前に新しい世界が広がるような…
それぞれにとって希望に満ちた牡羊座木星期となりますように。
チャンドラケイ
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